プリンタシステム

その色は正しいですか?
FAULHABER社の最新版小冊子「FAULHABER info」の初版はタワー状の印刷機器から文字通り「印刷したて」が一部ずつ現れ、巧みな動きで山積みになった完成版が排出されます。
一般的な照明を使用して、最初に印刷し終えた紙と色見本とを専門家の目でチェックします。
最初の印刷は満足のいくものでした。 しかし出版用の最終版印刷を開始する前に、再度色の再現を正確に見極める必要があります。


一部では若干青が強い反面、他の場所では赤が弱いこともあります。印刷機の設定ネジをスパナで調整する入念な作業をした基本設定であっても、それらすべてを再度調整する時はありました。今日ではメインの制御盤でボタンをひとつ押すだけで全てのが始まります。印刷機それぞれに32個のファウルハーバー製ドライブシステムが搭載され、毎回インクジェットの設定を担っています。色の値が一度決まれば電子データを蓄積して何度印刷しても全く同じ結果になります。
ファウルハーバーの繊細なインクジェットコントロールシステムはコストと品質を念頭に開発されています。
DCマイクロモータ、ギアシステム、エンコーダとサーボシステムはカスタマイズされたハウジングにまとめられ、そのアクチュエーターは最大200mNmのトルクを出します。