長時間、微量の投薬をするためのDCマイクロドライブ搭載 小型歯車ポンプ
- - Precision dosing -
長時間微量の投薬をするためのDCマイクロドライブ搭載小型歯車ポンプ:
先端電子技術と精密機械工学により日常品や産業装置の多くの機器が小型化できるようになりました。 液体供給用マイクロ歯車ポンプは素晴らしい例です。 シンプルなバルブ無しの構造はほとんど脈動が無く、簡単に流量の調節が可能な機能をコンパクトなサイズに詰め込んでいます。電子的に整流されたDCマイクロドライブはこのような流体装置用ドライブとしては最適です。コンパクトなサイズで、このポンプは高い出力密度と幅広いスピードレンジを微量から一定の大流量までの高精細な流量コントロールのために役立てています。


- 正確な高出力供給
微量の液体を正確に配分することが要求されるようなアプリケーションは多くあります。ハイテクソリューションは長寿命とシールレスポンプ構造のアプリケーションが求められます。典型的なアプリケーション分野は結晶化、大気分析、またはガスを発生するような媒体、燃料電池、ディーゼルエンジンの排気ガス(NOx)を取り除く高品位尿素水(AdBlue)または透析や分析技術の分野を挙げることができます。
密封ポンプヘッドは強力なレアアースマグネットの組み合わせにより駆動され、駆動側での漏れが防止されています。このポンプはニッケル合金、ステンレス鋼、アルミナ系セラミックや酸化ジルコニウムや炭化ケイ素,PTFE、PEEKやFKMのような樹脂の組み合わせの様々な媒体に繋ぐことが可能で、さらにまた腐食性の媒体にさえ適合させることができます。 直径僅か22mm、全長69mmのポンプは重量約100gでありながら、動作電圧24V時最大供給圧5barで4.8~72ml/minを発揮できます。 供給可能な粘性帯域幅は歯車仕様のおかげで0.3~100mPaまで可能になっています。 この際、脈動は約6%で差圧範囲は0~5barで対応しています。 バルブのないギアポンプの原理が回転時の脈動を最小限に食い止めています。
- コンパクトなマイクロドライブ
ポンプのドライブとしてスピードコントローラと電子的に整流されているDCモータが使用されています。 ブラシレス仕様はドライブの寿命および信頼性を高めています。 多くのスピードコントローラは直径がモータと同じで、モータの下側に搭載されます。 ユーザーはアナログ入力0~10Vの範囲の入力で容易にスピードを制御することができます。 デジタル入力は回転方向を決定します。 付随しているモニタリング機能では1回転ごとに6パルスで15mAの出力信号を送り出します。
ドライブからの電源電圧は12VDCか24VDCで22mmモータは約9Wおよび最大トルク59.9mNmを発揮します。 スピードコントローラへの供給電圧は5~28VDCで、フラットリボンケーブル経由で供給されます。 モータの効率は約68%、コントローラも95%以上の効率のためモバイルバッテリーを要する機器でも長時間運転が可能になります。 ステンレススチール製の頑丈なハウジングで使用温度範囲-40℃~+85℃と広いため屋外用途、例えば環境計測に使用することができます。 マイクロドライブの短時間の過負荷耐性は例えば、夜間の温度降下に伴う測定媒体の粘性上昇による負荷トルク増加にも耐えるようにアプリケーションをサポートします。